仕事上のやり取りで、ある言葉の使い方についてちょっとした齟齬があった。
「流し込む」という言葉。

記事系コンテンツ制作の案件。
ヘッドレスCMSで記事ページを管理し、そのデータをもとにnodeで記事htmlを量産するという設計で進めている。
記事内のとあるテキストに改行が入るかどうかが問題になった。CMS設計をしていた私は、当該箇所には改行が入らない想定で考えていたが、任意の位置で改行を入れたいケースがあるかもしれないとのこと。

改行を入れるのが難しい場合には、ここは流し込みにできないか、クライアントに確認してみます。

流し込みって、どういうことだろう。改行が入るとしても、データを流し込むでしょ。
場合によっては、ここはCMS管理をやめるってことかな。いやそんなわけないな。

これは、デザイナーとエンジニア(ITエンジニア)とで思考が違うことで言葉の意味合いが異なっているということのようだ。
デザイナーとしては、改行を入れるということは、テキストを任意に切り取って意図した位置に配置していくということなのだろう。一方で、改行がないというのは一箇所にテキストを丸ごと投げ込んでいく、それが流し込むということなのだろう。デザインソフトで各行のオブジェクトを配置していく様を想像するとわかる。
一方、エンジニアの私としては、テンプレートの特定位置に特定のデータを置くこと(これが流し込むということ)自体は何も変わらない。問題にしているのはデータの形式である。

この違いを図で示すと以下のようになるだろう。

「流し込む」という言葉の違い

特に専門用語というわけではないのだが、よく使う言い回しの意味するところが異なっていて困惑した。